和歌山市立図書館

今年の夏休みは遠くへ行けないので近場の涼しいところに行きました。
この夏、新装になった和歌山市立図書館です。
南海和歌山市駅のビルに移転しキーノという商業スペースと隣接しているので賑わいのある場所になっています。

 

1階は蔦屋書店とスターバックスの店舗、2階〜4階が図書館となっています。
図書館にも1階のスタバで買った飲み物を飲みながら、くつろいで本を楽しめます。
タイトルを眺めながら気になるテーマの本を引っ張り出してはパラパラとつまみ読みするのは本好きにとって至福の時間と言えます。インターネットでなんでも気軽に調べられる時代ですがリアルな紙の本の魅力もまた捨て難いものです。

自習室もしっかりスペースがあり、試験勉強している学生や調べ物をしている大人たちで賑わっています。

うらやましいのは4階の子供の本のコーナーです。絵本の海で子供と遊べるスペースで、こんなところで育った子供は大きくなっても本に親しむ習慣を身につけてくれると思います。

今までの堅苦しいイメージの図書館と比べるとかなり自由に本と親しめる場所になっています。市民の財産である本や資料を市民に開放して街の賑わいを創り出そうという試みはとても良いことだと思います。

ーORINAS通信 2020年10月号よりー

変化が早くなる!?

今月も新型コロナの話で恐縮です。
歴史的にも疫病が流行ると人々の価値観が変わると言われています。
アフターコロナはどのような世界になっているのかと色々な方々が評論しています。
そのような中でわりと納得した話がありました。

それはコロナの流行が今まで起こってきた世の中の変化を早めるというものでした。コロナがなくても技術の発展とともに世の中はすごいスピード変わっています。
とは言え日本のように伝統がある社会では変化しにくい側面もありました。
それが、コロナ対策という大義名分があればあっさり変化を受け入れています。
「新型コロナ感染流行防止のために」会議がTV電話になったり、お葬式が簡素になったり、会社や学校がリモートになったり、等々です。

さて振り返って我が住宅産業を見てみると、今まで起こっている変化とは、新築住宅の減少、リフォームの増加、中古住宅の利用の増加、自然災害リスクへの対応、省エネ・環境配慮、耐震性能向上等があります。これらの変化に今までなら20年かかっていたとすれば、これからは3年くらいになると言ったイメージでしょうか。3年は極端にしても常識が変わるというのはそういうことかなと思います。
会社も環境の変化に合わせてこそ生き残ってゆけます。私たちもお客様のニーズの変化に柔軟に対応していきたいと思います。

ーORINAS通信 2020年10月号よりー

変わる意識・変わる行動

 

長らく親しんでいただいた本紙
「あんしんだより」の名称も
ブランド名の変更によって
ORINAS通信」と変わりました。
変わらずご愛読いただければ幸いです。

 

 


新型コロナウィルスの感染拡大で4月16日に全国で非常事態宣言が出されました。
今のような非常時には平時とは別の価値観が生まれます。
人と人が会うというのは普段はお互いを知るための大切なプロセスですが今は会わないようにすることが重要です。
皆で全く逆の方向に知恵を絞っています。

そんな一つがTV電話です。
仕事上の打合せにネットでのTV電話を利用することが多くなりました。
感染予防対策で来社できない取引先様より依頼があって使い始めました。
しかし、これが案外使えます。
相手の表情が見えるので安心ですし、3人以上のグループでも会議ができます(在宅勤務を命じられて自宅から参加の方も)。
また、表やグラフ等の資料も共有できます。
お互い移動に時間をかける必要もありません。

コミュニケーションは直接会うか電話かメールと考えていましたがTV電話が加わって選択肢が増えました。
気に入ったお酒やつまみを各自用意してTV電話をつないで「オンライン飲み会」というのもあるそうで、結構盛り上がると聞いています。

コロナ禍の中、いろいろな制約を受けて生活や仕事の価値観も変わってゆくものだと感じます。
先の見通せないトンネルの中ですが世の中の変化に柔軟に対応してゆきたいと考えています。

-ORINAS通信2020年6月号より-

上野山のトイレ美術館

自宅のトイレに貼っている40年分の絵葉書コレクションをご紹介します。

「DEVIK WIENER,LOS ANGELES,1959」
ずいぶん前に東京都写真美術館で買った絵はがきです。
ちょっとトリッキーな作品で、写真の坊や達は皆同一人物です。
調べてみると写真家リー・ウィーナーが自身が息子さんを撮ったものでした。
坊やの表情がいいですね。私と同年代なので、今では結構いいおじさんになっているはずです。

捨てる

年が改まってあっという間に1ヶ月が経ちました。
最近特に時間の経過を早く感じてしまいます。

1月下旬に、住まい方アドバイザーの近藤典子さんの講演がありました。
片付かない家をスッキリさせてきた多くの経験からくるお話に皆さん「あるある」と納得しながら聞き入っていました。
片付けの初めは整理(いるものと要らないものに分けて要らないものを捨てる)というのは私たちがいつもやっている環境整備と同じです。
要らないものを捨てて必要なものだけを残すと楽に片付けられます。
ただ、要らないもとは何かがわからないだけです。

近藤さんによると「いつか、もしかしたら、たぶん、使うかもしれない」ものはほとんど要らないものだそうです。
私も昨年末に「いつか、もしかしたら、たぶん、読むかもしれない」本を大量に処分しました。本棚にゆとりができて気分もスッキリしました。
もっと喪失感を感じるかと思いましたが無い本のことはいつの間にか忘れてしまいます。

「いつか、もしかしたら、たぶん、着るかもしれない服・使うかもしれない便利グッズ・聴くかもしれないCD・使うかもしれないアプリ・・・。私たちは諸々のものたちに囲まれて心のバランスを保っていますが、無くてもいいものは無い方が身軽になれるのだろうと感じました。

 近藤さんのお話を機に少しは周りのものを見直してみようと考えています。
ただし、絵ハガキコレクションは別です。

美術館の楽しみ

今年も残りわずかとなりました。
「もう一年経つんや、早いなあ」というのは大人同士の会話の定番です。
なぜか年を取れば時間を早く感じるというのは皆さん共通のようです。

さて、私の楽しみの一つに美術館めぐりがあります。
最近の美術館は芸術品を展示するというだけにとどまらず、公園のような憩いの場やカフェを併設して地域の人々が集まれる場を提供してくれています。
ロビーやカフェは無料エリアにあることが多く、旅先でも美術館があれば休憩でボーと時間を過ごすにはもってこいです。
あと、ミュージアムショップで絵葉書や文房具などのオリジナルグッズを見るのも楽しみの一つです。

カフェがいいのは、東京の品川駅から15分ほど歩いたところにある原美術館です。
個人が経営する現代アートの美術館です。
現オーナーの祖父が1938年に自邸として建てた建物にテラスを増築してカフェを作っています。天気の良い日に中庭を眺めながらワインでも飲めたら都会の喧騒を忘れて至福の時間が過ごせます。
残念ながら原美術館は建物の老朽化等の理由により来年12月に閉館予定です。
(ここのカフェを利用するには美術館の入館料がかかります)

原美術館の「カフェ ダール」

 

 

 

 

 

 

 

地元の和歌山県立美術館もミュージアムショップは頑張っていて、絵葉書・アクセサリー・文房具等々結構楽しめます。
特に和歌山ゆかりの作家の作品の絵葉書は他では手に入らないので貴重です。
ロビーは和歌山城を望んで景色が良いわりには人が少なく無料で過ごせる穴場です。

和歌山県立美術館のミュージアムショップ

 

 

 

 

 

 

 

ーあんしんだより2020.1月号よりー

住まいのセミオーダー

今回はセミオーダーの注文住宅についてお話ししたいと思います。
普通、注文住宅というと間取りから仕上げ材までお客様のお好みに合わせて建てるというイメージです。
しかし、このやり方は初めて家を建てるお客様にとって負担の重いものです。

例えばスーツを仕立てるとき、エリの幅は?上着の長さは?等々と聞かれて仕立てても全体のバランスはおかしくなります。
これに対して大まかな基本パターンが決まっていて、あとは生地を選び体型に合わせて仕立てるセミオーダーの方がバランスよく収まります。
家造りも同様です。構造の安定やデザインを考慮した建物外観を標準とし、部屋の間仕切りはお客様がオーダーできるようにするという考え方です。
最近は弊社でもこのタイプをお勧めすることが多くなりました。

結果、無理のない構造で考えられているため、経済的に耐震性の高い建物を実現できるようになりました。
又、デザイン面でも窓の大きさや高さが揃うので統一感がでて収まりのよいスタイルになります。

このセミオーダースタイルは元々ハウスメーカーが大量生産する為に取っていたやり方です。
その真似となると悔しい思いもありますが、お客様がリーズナブルに良い家を手に入れることができるという意味で、私達も取り入れました。
もちろん、自然素材をふんだんに使ったフルオーダーの家造りにも対応しますのでご安心下さい。

ーあんしんだより2019年12月号よりー

トイレ美術館~

自宅のトイレに眠っている40年分の絵葉書コレクションをご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 


どこで買ったか忘れましたが内田文武氏の
イラストカードです。
少ない線(面)で空間の広がりを表現しているのが
気に入っています。
なぜか水しぶきで滲むところも。

ーあんしんだより2019.11月号よりー

時の流れ

先日高校の同窓会を開きました。

卒業生ほぼ3分の1にあたる120名あまりが参加しました。
卒業して40年以上経っても、15〜18歳の
多感な3年間を
一緒に過ごした友は特別です。
昔話に花を咲かせるうちに
一次会はあっという間にお開きに。

 

 

 

 

 

今年は還暦ということでそれぞれが人生の節目を迎えています。
ここで私は何度も実家の扱いについての相談を受けました。
ご両親が亡くなられて空家になってしまった実家を処分したいというものが
大半です。

彼らのほとんどが定年しても故郷に帰るつもりは無く今居るところで
生活を続けるということでした。

まさに人口流出の現場が目の前で起こっていました。

実家と離れて住む子供にとって税金や近隣への配慮等を考えると実家の維持は
結構負担が掛かります。
思い出の多い実家を手放すのも
やむを得ないと思いますし、
売却するなら早い方が有利です。

和歌山は人口の減少が早いためこれからもっと空家が出来てきます。
そのうち売ろうとしても買い手が居ないという状況になりかねません。

以上は悲観的な見方です。反面、和歌山ほど自然が豊かで歴史もあり
作物や新鮮な魚に恵まれたところはありません。

先月号のコラムで紹介したスペイン南部のアンダルシア地方は
和歌山と同じく半島の先端にあり産業としての立地には恵まれていませんが
世界的な観光地として賑わっていました。
和歌山も将来そのような環境になれば世界中の人が古民家の生活に憧れて
やって来てくれるのも夢ではないかもしれません。

最後に田辺市の中辺路町在住のタレントのイーデス・ハンソンさんが
ラジオのインタビューで語った言葉を紹介させていただきます。
「都会に近いってだけが便利やないでぇ。
 朝起きて外へ出たら
山並みが広がる
 景色が
見れるのも便利って言うんやでぇ。」
見事な逆転の発想です。

ーあんしんだより2019.11月号よりー

上野山のトイレ美術館~似たもの同士~

自宅のトイレに貼っている40年分の絵葉書コレクションをご紹介します。

左下(写真)
「Paris,PCF」 
 アンドレアス・グルスキー

右上(版画)
「点より1」 
 李 禹煥

 

 

コレクションの絵葉書はあまり深く考えず壁に貼るのですが、
たまにお互いに似た感じの作品が隣り合わせになることがあります。
お互い横目でちらっと見ながら仲間意識も芽生えたりして。

ーあんしんだより2019.10月号よりー