住まいのセミオーダー

今回はセミオーダーの注文住宅についてお話ししたいと思います。
普通、注文住宅というと間取りから仕上げ材までお客様のお好みに合わせて建てるというイメージです。
しかし、このやり方は初めて家を建てるお客様にとって負担の重いものです。

例えばスーツを仕立てるとき、エリの幅は?上着の長さは?等々と聞かれて仕立てても全体のバランスはおかしくなります。
これに対して大まかな基本パターンが決まっていて、あとは生地を選び体型に合わせて仕立てるセミオーダーの方がバランスよく収まります。
家造りも同様です。構造の安定やデザインを考慮した建物外観を標準とし、部屋の間仕切りはお客様がオーダーできるようにするという考え方です。
最近は弊社でもこのタイプをお勧めすることが多くなりました。

結果、無理のない構造で考えられているため、経済的に耐震性の高い建物を実現できるようになりました。
又、デザイン面でも窓の大きさや高さが揃うので統一感がでて収まりのよいスタイルになります。

このセミオーダースタイルは元々ハウスメーカーが大量生産する為に取っていたやり方です。
その真似となると悔しい思いもありますが、お客様がリーズナブルに良い家を手に入れることができるという意味で、私達も取り入れました。
もちろん、自然素材をふんだんに使ったフルオーダーの家造りにも対応しますのでご安心下さい。

ーあんしんだより2019年12月号よりー

トイレ美術館~

自宅のトイレに眠っている40年分の絵葉書コレクションをご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 


どこで買ったか忘れましたが内田文武氏の
イラストカードです。
少ない線(面)で空間の広がりを表現しているのが
気に入っています。
なぜか水しぶきで滲むところも。

ーあんしんだより2019.11月号よりー

時の流れ

先日高校の同窓会を開きました。

卒業生ほぼ3分の1にあたる120名あまりが参加しました。
卒業して40年以上経っても、15〜18歳の
多感な3年間を
一緒に過ごした友は特別です。
昔話に花を咲かせるうちに
一次会はあっという間にお開きに。

 

 

 

 

 

今年は還暦ということでそれぞれが人生の節目を迎えています。
ここで私は何度も実家の扱いについての相談を受けました。
ご両親が亡くなられて空家になってしまった実家を処分したいというものが
大半です。

彼らのほとんどが定年しても故郷に帰るつもりは無く今居るところで
生活を続けるということでした。

まさに人口流出の現場が目の前で起こっていました。

実家と離れて住む子供にとって税金や近隣への配慮等を考えると実家の維持は
結構負担が掛かります。
思い出の多い実家を手放すのも
やむを得ないと思いますし、
売却するなら早い方が有利です。

和歌山は人口の減少が早いためこれからもっと空家が出来てきます。
そのうち売ろうとしても買い手が居ないという状況になりかねません。

以上は悲観的な見方です。反面、和歌山ほど自然が豊かで歴史もあり
作物や新鮮な魚に恵まれたところはありません。

先月号のコラムで紹介したスペイン南部のアンダルシア地方は
和歌山と同じく半島の先端にあり産業としての立地には恵まれていませんが
世界的な観光地として賑わっていました。
和歌山も将来そのような環境になれば世界中の人が古民家の生活に憧れて
やって来てくれるのも夢ではないかもしれません。

最後に田辺市の中辺路町在住のタレントのイーデス・ハンソンさんが
ラジオのインタビューで語った言葉を紹介させていただきます。
「都会に近いってだけが便利やないでぇ。
 朝起きて外へ出たら
山並みが広がる
 景色が
見れるのも便利って言うんやでぇ。」
見事な逆転の発想です。

ーあんしんだより2019.11月号よりー

上野山のトイレ美術館~似たもの同士~

自宅のトイレに貼っている40年分の絵葉書コレクションをご紹介します。

左下(写真)
「Paris,PCF」 
 アンドレアス・グルスキー

右上(版画)
「点より1」 
 李 禹煥

 

 

コレクションの絵葉書はあまり深く考えず壁に貼るのですが、
たまにお互いに似た感じの作品が隣り合わせになることがあります。
お互い横目でちらっと見ながら仲間意識も芽生えたりして。

ーあんしんだより2019.10月号よりー

40年前

20歳のころヨーロッパへ一人旅に行った時の写真が出てきました。
しまいこんで、どこにあるのかわからなくなっていた写真です。
その時は50日間、細かいスケジュールは立てずに気ままな旅をしてきました。
お金はありませんが、時間はタップリとありましたので移動手段は鉄道です。
2ヶ月間、西側ヨーロッパの国鉄乗り放題の切符(ユーレイルユースパス)を
使いました。

第一の目的地はスペインのグラナダ、高校の世界史の教科書で見た
アルハンブラ宮殿の「ライオンのパティオ」です。
ふつうに想像するヨーロッパと雰囲気が違っていてなぜか魅力を感じました。
そのはずで、イベリア半島がアラブに征服されていた時代にアラブ人が建てた
お城だったのです。なぜかヨーロッパに行くならここへ行きたいと
決めていました。

夜行列車のコンパートメント
(個室)にて

 

 

 

 

 

アルハンブラ宮殿の
「ライオンのパティオ」

 

 

 

現地では私の下手な英語はほとんど通じず、日本語を話しながらの
ジェスチャーが一番通じました。それでも着いた街で宿を探しながらの
スリリングな日々は楽しい思い出です。

ある時、地中海沿いのカサレスという小さな村へヒッチハイクして
行ったのですが宿は皆満室という状況でした。

ヒッチハイクで拾ってくれたラファエロが見かねて自分の下宿に私を泊めて
くれました。彼はこの小さな村の小学校の教師でした。

その夜は彼の仲間と村のディスコで夜中まで盛り上がりました。
若者の一人旅ならではの楽しみです。

スペインのアンダルシア地方の村
カサレス(こんな村にディスコが!?)

 

 

 

あれから40年、日本人も手軽に海外に行けるようになりました。
それにも増して外国人も沢山日本を訪れるようになりました。
私が外国で受けた親切の一部でも日本に来た人たちにお返しができればと
思います。

ーあんしんだより2019.10月号よりー

上野山のトイレ美術館

私のちょっとしたコレクションについてお話しします。

私が集めるのは絵画や写真です。本物はかさばるしお金もかかるので、展示会等で気に入った作品の絵葉書を数枚ずつ買っているとだんだんたまってきました。

知人への通信に使っていたのですが、たまる一方です。

あるとき行きつけのバーのトイレに写真がいっぱい貼ってあったのを思い出して真似することにしました。

という訳で私の美術館は我が家の2階の洗面兼トイレにあります。

まことに小さい美術館ですが、オーナーともなると気持ちにゆとりがあります。自分のお気に入りのコレクションを眺めながら用を足すのは最高の気分です。

 何気なく直感で選んだ作品ですが、貼り出してみると傾向があるようです。「水平線」「子供」「クスっと笑える」「癒し系」等々いくつかのテーマが浮かんできます。作品の傾向が私の好きな物の地図になっているようです。

 オーナーとしての私は、これからも貯蔵品を選定しながら「自分探し」を楽しみたいと思います。

 

 

 

環境整備やってます

 もうすぐ昨年の台風20号、21号の被害から1年になります。かつての室戸台風に匹敵する強さの台風だったと言われていますが、いまだに補修が終わっていないお家があることに忸怩(じくじ)たる思いです。大きな原因は職人さんの不足です。特に屋根工事などの環境の厳しい職種は若いなり手が少なくなり、少しでも工事が増えるとパンク状態になっています。他にも似た状況がある職種もありますので将来同じようなことになると思います。お客様にきちんとしたサービスを提供し続ける為の大きな課題です。

 さて、今回は私たちが社員教育の一環として行っている「環境整備」についてお話します。

 私たちは毎朝朝礼終了後、30分の「掃除」をしています。部署ごとに計画表に基づいて決まった人が決められた場所をマニュアルに沿ってピカピカにします。目的はきれいにすることではありません。正しい仕事のやり方を覚えるためです。

 

掃除する場所と担当とやり方を決めるのはプラン(Plan)です。それを毎朝実行します(Do)。毎月、社長が決められた日に点検(Check)します。点検結果は部署ごとに点数がつきます。点検・評価がなければ皆やらないですよね。そして、各部署で点検結果に基づいてやり方に改善を加えます(Action)。こうして仕事の進め方の基本であるP→D→C→Aを回す仕組みを覚えていきます。この活動を始めてもう5年になりますが「環境整備」の点数が高い部署ほどメンバーの連携が取れていて業績が上がっています。単純なようで深い仕組みだと思います。地味な活動で成果が出るまで時間がかかりますが、今では会社の文化になっている大切な仕組みです。

-あんしんだより2019.9月号より-

安藤忠雄展

東京出張の翌日が祭日だったので国立新美術館の安藤忠雄展を覗いて来ました。今までの作品や現在進行中の作品の模型や写真がわかりやすく展示されていました。
圧巻は光の教会の実物大モデル、これを構想した安藤さんの創造性に感動しました。