紀州材を使った剛強構造とは


 
 
 
    和歌山が「紀州」という別名を持つことは知られた事実ですが、そのもっと以前には、和歌山は「木国」(きのくに)と呼ばれ、古事記などでもそのように記されています。「木国」とは、森や林など自然の豊かな国の意味があったのでしょう。
 現在でも、和歌山県は「木の国」の名前にふさわしく、その森林面積は約36万4000ヘクタールで、実に県土の77%を占めています。まさに、木と森の国というわけです。
 
 
   
和歌山の豊かな土と自然から育てられた木々は、「紀州材」という名で呼ばれ、その質は全国でも高い評価を得ている、いわゆる「ブランド」なのです。
建築に使用される物では、主に杉や桧などが挙げられます。その品質は、よじれのない素直な木質と、強度特性に秀でた独特のきめ細かさを持っています。
木の強度を測定する方法の代表的なものに曲げヤング係数があります。
これは、木材のたわみにくさーつまり強さを測定するための指標です。
各グラフからも、紀州材の強度が圧倒的に高いことは明らかです。
全国平均と比較した場合、一般的に強いとされるベイマツ(全国平均)よりも紀州材の杉(E90)の方が強いことが分かります。ちなみに全国平均値の杉の強度は、紀州材の杉のE50以下の強さしかありません。
E90以上の強度の杉が7割以上を占める紀州材との質の差は、一目瞭然です。
 
上の図で曲っている木材の曲がりの量をたわみといいます。このたわみにくさを表す指標が曲げヤング係数。各検査項目におけるヤング係数の値で、材木の強度を測定しています。



 
 
 
 
  昔から粘り強いと親しまれてきた紀州材について、和歌山県ではその強さについての調査を続けてきました。その結果、木目が細かくよく詰まり、油脂分を多く含んだ紀州材は各検査項目においてすばらしい強さを実証するデータが得られました。
この紀州材を主要材に使用することは、住まい自体の強度を著しく高め、耐久年数を大幅に伸ばすことにもつながります。また永く使用すれば、木材中の炭素を固定化しておくことにも役立ちます。紀州の環境が作り出す強い材料を使うことで、また新たな生活とゆとりを創造し、木と共に住まいは、いつまでも生き続けていきます。
 
  地震に強い頑強な構造
    桧の4寸柱
通常の約1.3倍増し。紀州桧の無垢材。4寸角(120mm)。柱には国産ブランドである紀州材(無垢材)を使用。
弊社で使用する木材は全てヤング係数E90以上で(木材の粘り強さを測定する指数)集成材に比べても強度に優れた上質の素材です。
またすべて含水率18%のものを使用します。
十分に乾燥させた上質の木材を使用することにより後々の反りやずれ、割れを防ぎ、安心して長く住める家をつくります。
  6寸角の大黒柱
6寸角(180mm)の大黒柱。
  棟木・母屋
高さ4.5寸(135mm)〜5寸(150mm)、幅は3.5寸(105mm)〜4寸(120mm)の骨太棟木。
当社は結合部のない一本物の棟木(最長12m)で施工します。

また、母屋も高さ4寸(120mm)、幅は3.5寸(105mm)〜4寸(120mm)の
骨太材を使用。
これにより将来的にどんな屋根材をふき替えても棟の垂れ下がりなどは発生しません。

紀州杉材の大柄な骨太梁。
迫力ある丸太梁は見応えあり。
 

 

筋交い
建築基準法の約1.5倍増しの筋交いを入れるこのにより耐震性能を向上させています。

  火打ち梁
剛床構造に組み合わせて更に耐震性能を向上させています。