家を建てるとき、最も下になる底面の部分を基礎と言います。家全体のバランスと強さはこの基礎によって決まると言っても過言ではありません。この基礎をより強く確かなものにするため、様々な工夫がこらされています。
 
 
  古来から存在する木造軸組工法は、柱と梁を組み合わせた架構を基本としております。柱・梁の太さや長さは定尺寸法で製材加工されていますが、お客様の注文条件、敷地条件により様々な形の演出が可能で、柱を短く切ったり、梁を切ったりして、造形容積の大小、斜め加工等自由に架構できるのが特色です。言い換えれば、オーダーの手造り加工ができるわけです。その点、あらかじめ工場で量産加工されたヤネパネル、カベパネル、床パネルは、切り使いができず、立体的な造形架構の自由性がなく、極限の造形容積の演出は不可能です。
   
 
 
 
  一般住宅では、床下の湿気を排除するため基礎の側面に換気口を設けています。しかし、この工法は基礎に穴を開けて分断してしまうので家の耐震力を落としてしまい、また通気の面積も十分でないため除湿も十分に行われません。
一方基礎パッキン工法とは、基礎と土台の間に約1メートルピッチで約20ミリ高のポリプロピレン製パッキンをかます技法のことです。これにより床下全体に風を通し床下を偏りなく除湿して腐朽をふせぎ、また基礎に穴を開けることをしないため、基礎耐性の安定向上をはかることができます。
 
 
  最近の住宅は、在来工法においても、耐震・防火・断熱性能が著しく向上しています。しかしその一方では、屋内や構造体内部の気密化が進み、これによる壁体内部の結露発生が大きな問題になっています。
内部が結露すると、柱や間柱・土台といった構造体の腐朽による住宅の耐久性劣化や断熱材を濡らして断熱性能の低下をもたらすことになります。
通気工法はこのような弊害をおこす原因となる構造体内部の結露防止を目的とした工法です。
 
    水蒸気は雨水に比べて極めて小さい粒子であるため、室内側に防湿層を設けても、必ず壁体内に侵入してきます。その侵入した水蒸気を屋外に追い出すためには、屋外側に水蒸気の良く通る透湿防水シートを設け、室内側から発生する水蒸気が通気層を通して外部に出やすくすることが、壁の中の結露を防ぐ基本となります。
通気工法は、外壁材の室内側に、空間を設け、水蒸気が外気側に拡散して逃げて行くための道をつくるものです。
 
 
   

 外からの冷気を防ぎ、さらに室内の暖房などの暖かい空気を逃がさずに湿気だけを外部に拡散放出。室内および壁の中の結露を防ぎ、快適な室内空間を保ちます。

     
   

 日射病が外壁材や壁体内に蓄積されないように、通気層から熱気を放出。断熱性能が高まるため、室内温度の上昇を防ぎ、冷房効果がアップします。